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チベット人虐殺で、江沢民らスペインで起訴される[07/01]
マドリードからの報道によると、マドリードに本部を持つチベット人権運動を支持する
NGO団体は6月27日、江沢民前国家主席、李鵬前国家首相及びチベット自治区政府の
幹部らを相手取り、ジェノサイド(集団殺害罪)、国家テロリズム、拷問などの罪で
スペインの国家裁判所に提訴した。ラジオ自由アジアが伝えた。
スペインの法律では、他国で起きた犯罪に対してもスペインの裁判所は裁判管轄権を
もつと規定している。提訴を起こしたNGO団体によると、1951年、中国政府の軍隊が
チベットに進駐して以来、百万人にも上るチベット住民が殺害され、または行方不明に
なっているという。これはこの団体が初めて、チベット問題のために中国政府の指導者を
訴えた。
スペインはかつて1998年にチリのピノチェト元大統領に対して有罪判決を下し、ロンドン
訪問中のピノチェトを逮捕した。
今回の提訴が受理されるかどうかはこれから注目される。受理の決定は数週間後に
発表されると思われる。