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柏市職員が748万円横領 刑事告発し懲戒免職 部長ら9人減給など
市は24日、市の人事課男性職員(42)が、昨年12月までの約2年半にわたり公金や職員からの預かり金計約748万円を銀行
から不正に引き出していたとして、22日付で懲戒免職にした、と発表した。この元職員は「遊行費に使った」と不正を認めている。
市は元職員を業務上横領と詐欺の疑いで柏署に告発した。
不正に引き出されたのは、職員が支払った保険の掛け金などをプールする公金口座から約184万円と、職員の年金関連の預かり金
口座から約564万円。元職員は2口座から計26回引き出していた。
今年1月中旬、別の職員が公金口座から金を引き出そうとして不正が発覚した。元職員は引き出した金の一部を口座に戻していたが、
発覚時で約218万円の欠損金があった。2月下旬までに全額を返済したという。元職員は預かり金の監査担当者の1人だったが、年
度末の監査時期には一時的に入金し、監査をパスしていた。
柏市はこれに関し、上司の総務部長ら計9人を減給処分などにした。高野晴夫助役は4月の月給の10分の1を自主返納する。
【木下 豊】
毎日新聞 2004年(平成16年)3月25日