10/03/27 12:26:37
警察の民間委託は話にならないが、そのほかの行政業務の民間委託がばら色なわけではない。
まず、民間に委託をする際に、業者を選定、入札、契約、指導、監査、等の管理業務が、
本来の業務量にプラスされる。役務提供型の委託なら、その経費のほとんどは人件費であり、
高い給料だから必ずしもよい人材が集まるとは限らないが、賃金水準が下がるとそれなりの
人材しか集まらない。
効率化をするから、という理屈でコストカットするなら、行政が果たすべき責任の方向とは違う。
過疎地域や弱者対策等、そこに公平性が求められれば、あきらかにB/Cにあわないことであっても、
やらざるを得ない。
しかも、大前提である競争原理も応札可能な業者が複数社あって働くものであるが、
民間でも需要のある、清掃業務ようなものであれば、落札できなくとも次の機会をうかがうこともできようが、
そうでない業務であれば、いずれ寡占化が進み、落札価格も上昇をしていく。
まあ個人的には、税金の取立てなんかを、民間に出して激しくやってもらうと徴収率大幅アップ
となるかもなんて思うが。