09/12/15 22:32:25
阿久根 懲戒免職 市、特別抗告断念か
阿久根市の竹原信一市長が掲示した職員人件費の張り紙をはがした職員男性の懲戒処分で、
鹿児島地裁の効力停止決定を不服とする福岡高裁宮崎支部への即時抗告を棄却された竹原信一
市長は、最高裁への特別抗告期限の14日、市総務課に抗告状作成を指示しなかった。
提出先の同支部によると、同日夕までに届いておらず、竹原市長は特別抗告を断念したとみられる。
同課によると、竹原市長は即時抗告の際、総務課に抗告状の作成と送付を指示していた。
高裁支部が4日付で棄却した後、同課に指示はないという。
竹原市長は14日の市議会一般質問で、特別抗告について問われ「裁判に影響するので答弁
しない」と明らかにしなかった。
報道陣にも応じなかった。
行政事件訴訟法によると、抗告の手続きの有無にかかわらず地裁決定は維持される。
竹原市長は男性を職場復帰させ、給与を支給する必要があるが、これまで応じていない。
男性の訴訟を支援する自治労県本部は「裁判所にも従わず、議会にも説明を拒むとは首長失格だ。
阿久根を治外法権にするつもりか」と批判した。
(2009.12.15 南日本新聞)