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選挙:柏市長選 あす告示 政権交代の影響注目 現職引退、3氏が名乗り /千葉
任期満了に伴う柏市長選が25日、告示される。4期務めた本多晃市長は引退を表明しており、無所属の
新人3人が立候補する意向だ。政権与党の民主は推薦候補を全面支援する一方、自民は候補の擁立や推薦を
見送る。鳩山政権が発足してから県内初の市長選で、政権交代が市長選にどう影響するか注目されている。
立候補の意向を表明しているのは、民主、市民ネットワークかしわ、連合千葉が推薦、社民が支持する経
営コンサルタントの秋山浩保氏(41)と、市議の海老原久恵氏(42)、同じく市議の坂巻重男氏(60)
の3人。
民主などが推薦する秋山氏は「本多市長の役割は終わった」と強調。民間での経験を生かし、市の人件費
1割カットなど財政再建を訴え、本多市政が進めた市公設市場・中央図書館移転事業計画の「ゼロからの見
直し」を公約に掲げる。
市民党的な立場を強調する海老原氏は、市議4期14年と柏市初の女性議長の経験をアピール。本多市長
の支援を受け、公設市場移転を推進し、新図書館の早期実現を表明。双子の子供の母親の立場から、子育て
環境の整備を訴え、女性票の獲得を狙う。
政党の支援を受けない坂巻氏は、市場移転計画の凍結、図書館事業の見直しを主張。特別職と市議報酬の
日当制、学校給食の無料化などを掲げる。
圧倒的な民意を受けた民主党政権誕生の影響で、主要政党の対応はくっきり分かれている。民主は、衆院
8区で自民前職を大差で破った松崎公昭氏が市長選でも前面に出て、秋山氏を支援。選挙中も多数の国会議
員を呼んで国政の勢いを持ち込みたい考え。
一方、自民は、保守系市議らが海老原氏を応援するものの、前面に出るのを避け、政党対決色を弱める戦
術を展開している。公明、共産は自主投票の構え。投票は11月1日で即日開票される。9月2日現在の有
権者数は32万1211人。【橋本利昭】
毎日jp
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