09/09/23 20:23:36
鳩山政権始動 経営者に聞く ⑤
子育て・教育支援 ナガセ社長 長瀬昭幸氏
国の総力を上げ 人材立国に
―教育産業に携わる立場から、日本の教育のあり方について注文は。
「日本はエリートやリーダーに対する国民の目が冷めている。教育は横並びで飛び級は
認められていない。社会全体がそういう雰囲気だから、将来何をしたいのか、何のために
教育を受けているのか、と考える学生はいなくなる。学習意欲の高い中国に比べ日本の
大学生は元気がない」
「子供を資源と考え、人材立国を目指してほしい。教育を教育機関だけに委ねるのでは
なく、産業界が教育の現場に入り込む仕組みを作るべきだ。高校の先生の大半は進路を
相談されても『社会のことはよく分からないけれど・・・・』と前置きしなければならないのが
実情だ。社会経験のために企業が先生を受け入れ、学校の現場に企業から人材を派遣し、
働くことの意味を伝える。国の総力を挙げて、教育に取り組むことが必要だ」