09/08/03 08:00:46
あいつらをチクるんなら今が一番かもな。
国土交通省・北海道開発局の職員944人が、ヤミ専従など違法な組合活動を勤務時間中に行っていた問題で、
開発局では、勤務時間内の組合活動を容認する指示文書が道内すべての出先機関に出され、20年以上にわたり
引き継がれていたことが1日、同省の調査でわかった。
この指示が基となり、現在まで全出先機関で、正式な手続きなしに勤務中の組合活動が了承されてきたという。
同省は、組織ぐるみで違法な組合活動を支えてきたとして、こうした取り決めの破棄を指示、
了承していた幹部らについても処分する方針。
同省などによると、文書は1983年、当時の開発局の労務担当幹部が作成。活動の種類ごとに一定の時間に限り、
正式な届け出なしに組合活動を容認する内容で、例えば、「支部執行委員会」に参加する場合は「1日当たり半日まで」、
「分会代表者会議」の場合は、「1時間程度」は休暇などをとらなくても“公式”に勤務中の組合活動を認めるというものだった。
関係者によると、当時、横行するヤミ専従に手を焼いた局幹部らが、少しでも歯止めをかけようと、時間を限定して認める方針を決定、
文書で出先機関である道内各地の開発建設部に指示したという。
ところが、文書が根拠となって、勤務時間中の組合活動が慣行として定着。同省の今回の調査では、現在も全11の開発建設部で継承され、
上司に口頭で「組合の会議に出席する」などと断るだけで職場を離れることが常態化していたことが分かった。
同省で2008年度までの3年間に道内で行われた勤務時間中の組合活動の実態を調べたところ、「支部執行委員会」は543回、
「分会代表者会議」は248回開催されていた。
また、113議案についての「オルグ」や10議案についての「分会職場討議」なども開かれており、
あわせて2000人以上が出席していたが、半数近くは正式な届けを出していなかった。
同省では、違法行為が確認された職員だけでなく、上司ら監督責任者についても処分する方針という。
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)