09/10/28 22:36:38
「不祥事対策幹部が…」 京都市、副区長逮捕に衝撃
京都市北区役所副区長の畠中一男容疑者（５３）が器物損壊容疑で逮捕された事件で、市は２８日朝、各局長や区長を集めた幹部会議を開き、
門川大作市長が「不祥事対策で評価を得てきた中で残念。原点に立ち返り、総点検したい」と服務規律の徹底を指示した。畠中容疑者は不祥事対策の
担当幹部だっただけに庁内に衝撃が走った。
畠中容疑者は区役所の職員倫理を担当する責任者で、２００８年３月までは環境局（現環境政策局）の環境総務課長を務めた。多発した職員不祥事対策
の陣頭に立っていただけに、幹部職員からは「重大さを一番分かっている人なのに」と驚きの声も聞かれた。
現職の部長級職員が逮捕されたのは１９９７年に土木部長が収賄容疑で逮捕されて以来。０６年度に覚せい剤使用などで１３人の逮捕者が出るなど
不祥事が相次いだため、市は改革大綱を定めて懲戒処分の厳格化などに取り組んだ。逮捕者数も０７年度は３人、０８年度にはゼロとなった。
しかし、今月５日に児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑で約１年９カ月ぶりに職員が逮捕され、その直後の幹部の不祥事。一時は収束していた不祥事の
再発に、最終日を迎えた９月定例市会本会議で市議から「私生活を含めた指導徹底を」と批判が出た。市の「甘い体質」があらためて問われそうだ。
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