09/05/11 12:36:43
唾液成分に発毛効果 「牛に頭なめさせると…」ドイツの言い伝えに着目
薄毛で悩む人に朗報?--名古屋市立大大学院の岡嶋研二教授(55)=展開医科学専攻=と原田直明准教授(41)
=同=が、唾液(だえき)に含まれる糖の一種「シアル酸」に育毛効果があることを発見した。美肌効果も確認しており、
育毛剤や美容液などの開発に応用が期待されるという。マウスを使った実験成果を3月の日本農芸化学会で発表した。
岡嶋教授らはこれまでにトウガラシの辛み成分、カプサイシンが知覚神経を刺激、毛の成長を促進するたんぱく質
「インスリン様成長因子1(IGF-1)」を増やす仕組みを解明している。
他にもIGF-1を増やす物質はないかと考え「牛に頭をなめさせると毛が生える」というドイツの言い伝えに着目。
唾液中のシアル酸にも神経刺激作用があることから、育毛効果があると考えた。
実験はマウス10匹の背中の毛をそり5匹には普通の餌を、別の5匹にシアル酸を経口投与。4週間後、普通の
餌を与えたグループはまだ背中の地肌が見えたが、シアル酸を投与したマウスは毛がほとんど元通りだった。
薄毛の男性10人の頭皮に毎日1回、直接シアル酸を塗ると半年後、5人に育毛効果が表れ、女性10人のほおに
4週間塗り続けると7人に肌の弾力がアップする効果もあったという。【高橋恵子】
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