09/04/23 01:18:11
減反見直しなら米価4割に下落 農水省、試算公表
農林水産省は22日、コメの生産調整(減反)を見直した場合、生産量や米価がどう変わるかという試算を
政府の農政改革特命チームに提出した。生産調整を廃止、緩和するといった5つのシナリオを前提にした。
現在は160万ヘクタールに抑えている主食用米の作付面積が最大で60万ヘクタール増え、
60キロ当たり約1万5000円の市場価格も、約4割の5894円にまで下がるとした。
同日の特命チームでは試算について、生産調整にかかる補助金などの財政負担や、米価が下がった際の
消費者の利点も考慮すべきだといった意見が出た。今回は第一次の試算で、さらに改良した第二次試算の公表を目指す。
今後は6月にチームでの議論を再開し、8月上中旬に中間案をまとめる方針だ。
今回の試算や国民のアンケート調査などをもとに麻生太郎首相が指示したコメ政策の「選択肢」づくりを進める。
農水省内では農家が生産調整に参加するかどうかを判断する「選択制」など、現在よりも緩める案も浮上しており、
こうした考え方も盛り込みながら検討する。(22:01)
URLリンク(www.nikkei.co.jp)