10/03/28 12:25:49
それはなぜか。移転予定地である東松戸駅前は、土地区画整理事業組合が事業破綻し、市の支援を受けて何とか事
業を継続し民間デベロッパーによる土地分譲事業が始まったが、北総鉄道線の高い運賃や不動産不況などで思うよう
な街づくりが進んでいない。松戸市立病院の東松戸駅前移転は、土地区画整理事業が本当の破綻にならないための最
大の切り札として突然市長がマニュフェストとして提案し、市議会も賛成多数で可決。「耐震化工事」からいつの間
にか「東松戸の街づくりには必要不可欠」と話を大きくして東松戸周辺の市議たちの賛成を市が取り付けてしまった
のである。こうして「上本郷・北松戸」の住民は説明不足のまま取り残され、東松戸移転は建設予算が決まっていな
いのに「全て決まったこと」とされてしまったのだ。そしてなぜか「反対しているのは上本郷・北松戸の住民だけ」
と決め付けられてしまったのだ。
こんなことがあった。
市議会一般質問では民主党市議(まつど未来副幹事長)の長谷川満氏から「市立東松戸病院を閉鎖し新病院に統合
する提案が市から出されて驚いている」という発言が飛び出した時には「驚くあなたの方がおかしい!」と本当に思
った。
新病院と市立東松戸病院は1キロも離れていないし、医師看護師不足で現病院も病棟を一部閉鎖している。私はい
かにも市が考えそうなことだと思ったし、そもそも東松戸の移転が決まった時からこうなることを読み切れなかった
市議たちの方がおかしいと思ったからだ。このことからも建設費だけではなく、市の勝手きわまりない行為をチェッ
クできなかった市議会にも問題ありということがよくわかる。
私は市内でボランティア活動をしているが、この話をすると、「えっ!もう全部決まったことじゃないの?」とよ
く言われ、そのたびに事情を全部説明したことが何度もあった。
今回私たち(会のメンバー)が立ち上がったのは、市議会があまりにも不甲斐ないからです。1月の総決起集会の
決意表明から3ヵ月、一部の住民のみならず、市民全体の問題として市立病院の今後を考える時が来た。あとは市議
会が良識をもって条例案を可決してもらいたい。