08/12/13 23:29:35
しかし、目標とした1千ガル(ガルは加速度の単位)の揺れに耐えるための構造物の
強化費用が当初見込みよりかさむ見通しとなった。また、炉心を覆う主要部品である、
隔壁(シュラウド)の交換の費用も膨らむ可能性が高まり、新たな原発を建てた方が
安上がりとの見方が有力となってきた。
最新の原発は1基で130万~140万キロワットの出力があるため、一つで1、2号機分をまかなえる。
中部電力は、全発電電力量に占める原子力発電の割合が、07年度で18%と、
電力業界の平均(約30%)を大きく下回る。
この結果、火力発電の比率が高くなり、他の電力会社に比べて原油や石炭、液化天然ガスなど
化石燃料の価格高騰に影響を受けやすい財務体質となっている。
さらに地球温暖化防止にかかるコストを考えても、二酸化炭素を排出しない原発の比率が
小さいことは不利であるため、中部電力としては、原発による発電比率をなんとしても維持したい考えだ。
新設を検討している6号機の運転開始は18年以降になるとみられる。ただ6号機の
新設に対しては、周辺住民からの反発も予想される。
浜岡原発をめぐっては、市民団体から1~4号機の運転の差し止め訴訟が起こされている。
一審は中部電力が勝訴したが、控訴審で審理が続いている。
*+*+ asahi.com 2008/12/13[**:**] +*+*
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