08/09/11 05:42:50
>>312
庁費用は、「サービス」の対価じゃないからだよ。
出願人も、一般的な意味での「ユーザ」じゃない。
普通、何らかのサービスのユーザってのは、その対価を支払って、
そのサービスの益を受ける本人のことな訳だけど、
特許審査という行政行為は、出願人のためだけに行われるものではない。
独占権を付与することによって影響を受ける国民全体の為に行われる訳です。
庁費用も、サービス対価における経費+利益というものではない。
例えば、日本特許庁から、調査に無茶苦茶経費がかかったから、
追加費用を払えとか、言われたこと無いでしょ?
>かといって、ユーザ側へのサービスの質を落としていい理由には、
>ならないとも思うけど・・・
>>314でも似たようなことを書いたけど、
審査という行政サービスで最低限維持しなければいけない「サービスの質」は、
究極的には、国家として特許してはいけないものを特許しないことに尽きる。
つまり、審査官に与えられている時間を含めたリソースが限られている場合、
「ユーザーフレンドリー」度は落としても、特許性の判断を間違えないことが、
「サービスの質」を維持することな訳です。