08/09/05 15:53:05
【社説】「建設反対なら水害に甘んじよ」…住民を脅迫する国交省 熊本の川辺川ダム問題で(東京新聞)
1 :きのこ記者φ ★:2008/09/05(金) 13:59:10 ID:???0
住民の生命と財産を守り安全な国土を築くのが、国土交通省の役目のはずだ。
十分な情報提供に基づく住民の合意を待たずに、脅迫まがいの手法で
特定の事業を押し付けるのが許されるのか。
完成すれば九州最大規模の川辺川ダム(熊本県)をめぐる論議が再燃した。
理由の一つは、国交省の岡本博・九州地方整備局長が蒲島郁夫・同県知事に
「ダムを建設しないことを選択すれば、流域住民に水害を受忍していただかざるを得ない」と言ったことだ。
「何が何でもダムを造る」との本音が出たのか。
川辺川を含む球磨(くま)川水系の河川整備計画は策定手続きに入ってもいないのに、
ダムを前提にした上「反対なら水害に甘んじよ」と住民を脅迫、建設賛成を強要したともいえる。
三重、滋賀、京都、大阪四府県にかかる淀川水系四ダムも、同省近畿地方整備局は
自らの諮問機関・淀川水系流域委員会の意見を無視、
ダム建設・再開発を盛った整備計画案を公表、関係知事との協議を進めている。
最近の国交省は高圧的な姿勢が際立つ。
川辺川ダムは一九六六年、旧建設省(現国交省)が計画を発表した。
しかし、農家の同意署名でっち上げなど手続きの不正で二〇〇三年五月、
ダムによる利水事業が違法との判決が確定、利水と発電が抜け、治水だけが残った
いわく付きの計画である。