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【国土交通省】九州など3地整本局公用車 入札指名委5年開かず 天下り先が受注独占
[1]鉢の中の人@釣りチルドレン8号(080731)φ ★ 2008/07/05(土) 21:49:27 ID:???
国土交通省の九州、中国、四国の3地方整備局本局が2003‐07年の5年間、
公用車の運転・管理業務委託の入札について、参加業者を決める内部の委員会を
一度も開いていないことが分かった。
この間、入札の参加業者はほぼ固定化し、同省OBの天下り2社が受注を独占していた。
九州の各国道事務所でも同様のケースが多く、不透明な入札の実態が浮き彫りになった。
九州地方整備局によると、本局の車両管理業務の指名競争入札は、指名の公正確保のため
総務部長や契約課長ら3、4人でつくる指名委員会を開き、入札参加業者を選定するよう内規を
設けている。
民主党の大久保勉参院議員の請求で国交省が提出した資料によると、全国8地方整備局のうち
5整備局は毎年2、3月に委員会を開いていたが、九州、中国、四国の3整備局は委員会を開かず、
各委員から個別に決裁を受ける「持ち回り」が常態化。
九州の12国道事務所のうち8事務所は06‐08年の3年間、同様の委員会を一度も開かず
「持ち回り」で業者を決めていた。
九州、四国両整備局が5年間に実施した入札計10回のうち、9回は同省OBの天下り2社のみで実施。
OB25人を受け入れている企業が独占受注していた。中国地方整備局は04年以降、別の1社が加わり
3社で入札してきたが、計5回の入札すべてにこの天下り2社が参加し、OB16人がいるもう一つの企業が
受注を独占していた。
九地整契約課は「年度末のため委員が多忙で日程調整がつかなかった。内規でも緊急時など会議の
開催が困難な場合は持ち回りが認められている」と釈明。これに対し、大久保氏は「入札は毎年予定
されており、年度末の多忙さも緊急な用件ではない。競争を意図的に排除する慣行があったのではないか」
と指摘している。