09/09/25 21:48:38
兵庫、懲戒免職の取り消し確定 休日酒気帯びの市職員
休日の酒気帯び運転で懲戒免職は重すぎるとして、兵庫県加西市の元職員の男性が処分取り消しを求めた訴訟の上告審で、
最高裁第2小法廷(中川了滋裁判長)は25日までに、市の上告を退ける決定をした。「社会通念上、妥当性を欠き過酷」
として処分を取り消した一、二審判決が確定した。決定は18日付。
一、二審判決によると、男性は市の課長だった2007年5月の休日、焼き肉店で飲酒。車で帰宅途中に、飲酒検知で
呼気1リットル中0・15ミリグラムのアルコールが検出され、懲戒免職処分となった。
一審神戸地裁は「飲酒運転に対する刑罰が強化され、社会の非難感情が高まる中、厳罰で対処した市の判断は理解できる」
としながらも「職務とは無関係の休日の酒気帯び運転。量も処罰される最低限の水準で、悪質の程度は高くない」として、
処分は違法と判断。二審大阪高裁も支持した。
今回の決定に対し中川暢三市長は「飲酒運転防止をはじめ、交通安全は国民の悲願。決定は、時代の要請や世間の感覚から
ずれている」とのコメントを出した。
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