08/08/15 21:42:41
(増田大臣) 北海道開発局あるいは今の北海道局の問題は、2度にわたって官製談合のよ
うなことが行われていたということです。まだ事件の全貌は判明していませんが、政府と
して談合自体を防止するとか、そういう面でのきちんとした対応をしなくてはいけません
し、正さなくてはいけない。そういう面で、国土交通省、それと前の問題は農林水産省に
も関係していますが、そこがきちんとやらなくてはいけません。だから、それは当然きち
んとやる。それも必ず政府としてやらなくてはいけないのですが、その段階で留まってい
いのか。むしろあそこは、二重ではなくて三重行政のような格好になっていますから、き
ちんとした入札や事業が行えるような組織にするという観点での検討が国土交通省などで
どの程度行われるのか。こうした点は今のままではまだはっきりしないところであって、
むしろそれはこちらの方でいろいろ問題提起をされることになるのではないか。それで北
海道開発局という組織がこの時期に本当に必要なのかどうか。あるいは場合によっては、
そういった組織があるがゆえに、こういう談合のようなことがやりやすいような状況にな
っていたのかどうか、という観点でこの委員会で御審議されるのではないかと思います。
いずれにしても、重複行政の排除ということが今後の大きな目的になると思うのですが、
通常の場合ですと二重行政ですが、あそこはいわば三重行政的になっている部分もあるの
(猪瀬委員) 普通の平時の状態で交渉していては、ある程度前に進みにくい場合があるの
ですが、敵を分断して攻めていくという考え方をするとしたら、先ほど話が出た三重行政
の北海道開発局を、ある意味では霞が関と分断して孤立させ落城させていく、こういう考
え方が必要ではないかと思います。つまり戦時体制になれば、一気に攻略はできます。