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名古屋市技師を停職６カ月 提供の土地、無断で造成【中日新聞】
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公共の駐車場に提供された土地を住民にまた貸ししたとして名古屋市は１９日、上下水道局下水処理場の男性技師（５４）を６月の停職処分とした。
懲戒免職に次ぐ重い処分。
市によると、技師は地元の町内会長だった２００３年から０７年にかけ、天白区高島の公共施設「しまだコミュニティセンター」の来場者用の駐車場として、無償提供された土地９００平方メートルを整地。
２１台分の駐車場を地主に無断で月４０００円でまた貸しし、４年間で約４００万円を受け取った。
技師は「夜の路上駐車が問題だったので貸した。金は町内会の運営費などに充て、個人的には使ってない」と説明。
市上下水道局は「地元で混乱を引き起こし、提供された土地の課税減免措置が取り消されるなど、影響が多方面に及んだのを重くとらえた」と話す。
技師は昨年９月、不動産侵奪容疑で天白署に書類送検されたが、名古屋地検は昨年１２月、「車を駐車させただけで、侵奪の程度は軽い」として起訴猶予処分とした。
（2008年2月19日 夕刊）