08/07/29 03:18:04
騙された! 米英では10人に1人が生活保護受給
イギリス、アメリカの公的扶助総額の対GDP比は、それぞれ4.1%、3.7%
であり、日本は0.3%である。また、イギリス、アメリカの公的扶助を
与えられている人の総人口に占める比率は、それぞれ15.9%、10.0%で
あり、日本は0.7%である。
構造改革主義者は経済を発展させるためには、米英を見習ってビジネスで
敗者となったものはことごとくホームレスになるような弱肉強食の社会に
する以外にないと主張してきたが、それは根本的に嘘であった。
米英の社会では実際に激しい競争があるのかもしれないが、総人口の
10分の1も生活保護を受けられる手厚いセーフティーネットがあるの
なら、日本とは違って人々は失業を恐れることなく「楽しい競争」に
励むことができるだろう。
失業しないように、ホームレスにならないようにと追い込まれて働く
日本の競争社会は米英のそれとは似ても似つかない。むしろノルマと懲罰に
怯えなければならない旧ソ連の社会に近い。
米英の今、生活保護を受けている人間だけで総人口の10%~15%という
ことは「生活保護を受けたことがある人間」、「一生のうちで生活保護を
受ける人間」を考えれば総人口の4割や5割はいくだろう。 アメリカ人は
明日をも知れない競争社会で、よく子供を作る気になると疑問に思って
いたが、しっかり受け皿があるということだ。