09/02/07 17:34:30
難しい問題 ・・・ 博士号のお礼
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そして第二に,これが私の言いたいことなのだが,この問題でなぜ「文部科学省」がでてくるのかと
言うことであり,朝日新聞というリベラルな新聞が「文科省通知後も」というように,大学が文科省の
指導に従う必要があるという前提で記事を書いたかということだ.
一つ目の問題については,これからすこしずつ考えていくことにしたい.何でも合理的なアメリカ風
が良いのか,一見矛盾しているように見えて,その中に深い社会性を持った日本風が良いのかに
ついては容易に結論が出ないからだ.
第二の問題は私には明らかに記事が間違っていると思う.大学というのはもともと文科省の上にあ
る.文科省は単なる事務局であり,教育の実態を指導する立場にはない。
なぜなら,大学の教授は厳しい論文や業績の審査を受け,大学教育をする資格があることを教授
会で認められた人である。それに対して,文科省の役人は国家公務員試験に合格しただけである。
それに教授会は長年教育に携わってきた人の集合体であるが,文科省は単なる事務をやってきた
人で,教育経験はほとんど無い.
文科省は事務局にすぎない。その事務局が「通知の後も授受が続いていたことに,遺憾としか言い
ようがない」と言うのは,職権乱用である。