08/09/08 17:40:49
文科省汚職で懲役２年求刑 ２７０万収賄罪の元部長
国立大の施設整備情報を漏らす見返りに業者から現金計２７０万円のわいろを受け取ったとして、収賄罪に
問われた文部科学省文教施設企画部の元部長大島寛被告（５９）の公判が８日、東京地裁（森島聡裁判長）で
あり、検察側は「行政に対する国民の信頼を失墜させた」として、懲役２年を求刑した。
大島被告は起訴事実を認めていた。
起訴状によると、大島被告は文教施設企画部長、同部技術参事官だった２００４年４月から０６年４月にかけて、
概算要求などの内部資料を提供する見返りに、土木建築会社顧問倉重裕一被告（５９）＝贈賄罪で分離公判中＝
からわいろを受け取った。
検察側は７月の初公判で、大島被告は旧文部省文教施設部の課長補佐になった１９９１年ごろから、倉重被告
によるゴルフ接待を受けるなど長年の癒着関係を指摘した。
事件に関連して文科省が７月、倉重被告から接待を繰り返し受け、国家公務員倫理法に違反したとして、文教
施設企画部の幹部ら７人を免職などの懲戒処分とした。
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