07/12/20 21:01:27
NHK特番のまとめ : 神奈川県の社会保険事務局と社会保険事務所を取材。
① 県内の名前のない記録が27万件分、社保庁本庁から神奈川県の社会保険事務局に届く。
② それを訂正するよう、9月に社会保険庁から指示あり(マスゾエの訓示を唱和させられる所長たち)
③ 1件あたり、修正に12分かかるという試算で11月20日完了と見積もる
④ 作業としては、支払い記録書との照合を行う(つまり受給者分の記録分だとわかる。それだけで27万件)
⑤ しかし、年金番号が間違っていると、社保庁本庁にデータが送られたときに他者と混じる場合がある
<ここで解ったことは、社会保険庁のデータベースには、基本的に個人名のフィールドが無いということ>
⑥ 他者と間違えられた場合には、それを解消するための追跡調査が困難
⑦ 取材例では、運良く、社名コードを頼りに、年金番号の間違いが発見される
⑧ 社会保険庁側で間違えが発見される場合もある。 それは、同じ時期に、同じ年金番号で支払い記録がある場合。
⑨ このような間違いが社保庁本庁側のデータベースで発見されると、各地の社会保険事務所に訂正依頼が出される。
⑩ しかし、社会保険事務所で訂正は行われず、それらの修正分が何十年間にわたり山積みされていた。
⑪ それと同罪で、社保庁本庁も訂正の督促をしていないし、そのことを幹部クラスが黙認していた。(仕事しろよ)
<しかし、ミスの発生は、社会保険事務所側だけでなく、社保庁本庁でも起こっていた>
⑫ 神奈川県の社会保険番号は、3100-xxxxxx で、xxxxxx が 999999 までいくと、3101-xxxxxx になる。
⑬ しかし、社保庁本庁のキーパンチャーにそれが知らされず、多数の 3101 が 3100 として誤入力されていた。
⑭ 結局、期限の11月20日時点で達成された修正は、予定分の25%だけ。
<現場も、データベースの設計もメチャクチャだが、まったく管理してこなかった長官と幹部がサイアクだ!>
現場で働く人間(自治労(各地方社会保険事務所))の問題と言うよりも
こんな構造的な欠陥を何十年にもわたり許した管理者(労組に入れない自民党支持層(社保庁本庁))と、
そこに癒着してきた自民党の問題である。