07/06/29 10:11:00
6月29日朝日新聞朝刊多摩版
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市長選候補者公募へ
「住民主人公の市政に」 あきる野市の市民団体
10月7日投票のあきる野市長選の立候補予定者を公募で決めようと、市民
団体が準備を進めている。「行財政の無駄を省き、住民が主人公の市政の」
の実現が狙い。30日に「あきる野市民フォーラム」を市内で開き、自薦他薦
を問わず受け付ける。市民の幅広い参加を呼びかけている。
あす受け付け フォーラム開催
準備しているのは「温泉問題を考える会」。市が乙津地区に総額約25億円
をかけて建設し、4月に開業した温泉施設「秋川警告 瀬音の湯」の巨額な
建設費を疑問視し、事務監査請求をするなどの活動をしてきた。
フォーラムでは、温泉施設建設の問題やひっぱくする市財政について、考
える会などが報告。参会者からは新しい市長に望むことや市政全般について
意見や提案を出してもらい、議論を進めていく予定。今後もフォーラムを開
き、市が抱える問題や課題を浮き彫りして、次期市長選で候補者に求めるも
のを参加者全員で考えていきたいとしている。立候補予定者もこの過程で決
める方針だ。
考える会世話人代表の竹之内正雄さんは「厳しい財政状況にもかかわらず、
市は、温泉施設や豪華な市庁舎建設など箱モノ行政を進めてきた。次期市長
選で『住民が主人公』の市政を実現するために、一人でも多くの市民に参加
してもらいたい」としている。
フォーラムは30日午後7字から、同市二宮の市中央公民館第6、第7研修室で。
市長選を巡っては、3期務めた田中雅夫市長が6月定例市議会で「新しい方に
活躍してもらいたい」と述べて、引退を表明した。立候補を表明している人は
まだいない。