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放置自転車を不正転売 柏市再生資源事業協業組合 買い取り業者に５０００台
2008年7月15日
柏市は十四日、放置自転車などの資源化処理を委託していた「柏市再生資源事業協業組合」（小林武勝代表理事）が、
市との契約に基づく処理をせず自転車を売却する不正行為をしたと発表した。
市によると、二〇〇五、〇六年度に計一万一千台の放置自転車の資源化処理を同組合に委託。
だが、組合は状態の良い約五千台を買い取り業者に計約二百九十万円で売却し、通常の資源化で得られるはずの約二
十五万円を市に支払わなかった。
六月定例市議会で指摘を受けて調査。自転車以外の資源品と一体で資源化処理されるため、市側は「約五千台分が除
かれているのが分からなかった」と説明した。昨年度からは市が競売で売却しているという。
同組合は「もったいないという意識で売ってしまったが認識が甘かった。売却代金を自主返納することを市に申し入
れた」と話している。
（小川直人）
東京新聞
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