07/08/19 13:17:41
行政学における講学上の意味での「官僚」とは、行政機構に属する一般職の行政官(公務員)を指す。
だから、国家公務員であろうが、地方公務員であろうが、執行機関(大臣、知事、市町村長、各種行政委員会)の傘下でヒエラルヒーを形成する職員すべてをいうことになる(審議会などの付属機関の委員等は除外される)。
行政学、政治学で分析対象となる「官僚行動」というのは、これらの組織に属する者が必然的に持つとされる「組織維持(意識)」、「予算(権限)拡大化行動」、「ことなかれ主義」などとなる。
これらの行動は、組織が大規模化すればするほど顕著であるという意味で、必ずしも公務員組織だけでなく、大規模民間会社の組織・社員にも該当するものとして考察されることもある。(続く)