07/04/17 17:13:39
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仙台市が進める地下鉄東西線整備事業で、国と宮城県、仙台市などが参加する
「仙台都市圏総合都市交通協議会」が同線に関するデータを試算した結果、
１日当たりの利用者数が市の見込みを大幅に下回る４万９０００―６万人と
算出していたことが１７日、分かった。
試算結果について、市は「ＪＲや市営バスの運行本数、マイカー需要など
、現実味に乏しい仮定に置き換えて算出された数値であり、東西線の需要
予測としては妥当性がない」と反論している。
数値は、協議会が３月にコンサルタント業者に依頼して実施した「仙台
都市圏パーソントリップ調査」に基づき算出された。
地下鉄東西線事業をめぐっては、仙台市民オンブズマンが建設差し止め
を求める訴えを起こし、控訴審が仙台高裁で審理されている。市は２０
０３年の事業許可申請時に１日当たり１１万９０００人の需要を予測した
が、その妥当性が争点となっている。
市は１７日夕、高裁の求めに応じて協議会の試算資料を高裁に提出する。
２４日に控訴審の第５回口頭弁論がある。