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エビ養殖投資詐欺 財団乗っ取り勧誘 黒岩会長 文科省所管の信用利用
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8月3日16時25分
エビ養殖事業への投資をめぐる巨額詐欺事件で、投資会社「ワールドオーシャンファーム」の黒岩勇会長(58)が、
文部科学省所管の財団法人の理事長に就任し、財団を利用して投資を勧誘していたことが分かった。
就任はワ社が破綻(はたん)し始めた時期と重なり、財団の名前で集金を加速させたが、文科省から営利目的に使わないよう厳重注意されていた。
警視庁生活経済課が財団事務所を詐欺容疑で捜索していたことも判明。破綻後の新たな投資事業の拠点にしようとした疑いもあり、財団乗っ取りの経緯についても調べている。
黒岩会長が理事長に就任していたのは、財団法人「日本奉仕会」。「奉仕運動の推進」を目的に昭和28年に設立され、故吉田茂元首相が初代理事長を務めた。
財団の元理事によると、募金や施設への車椅子(いす)の寄贈などが主な活動だったが、運営資金不足で活動は下火になった。約2年前からはほぼ休眠状態となり、
黒岩会長は「社会に貢献する事業をぜひやりたい」と前理事長に譲渡を打診し、昨年6月に理事に就任。その後、7人の全理事が入れ替わったが、
黒岩会長を含め5人がワ社役員で占められた。
黒岩会長は理事長就任後、「国益事業で文科省の管轄になる。安心してどんどん投資して」と宣伝するようになった。
ワ社は今年1月前後には投資家への配当が滞り、事実上破綻していたことが関係者の証言で既に判明している。
警視庁は、資金集めに文科省所管の信用を利用しようと、財団を乗っ取ったとみている。