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第五章第二節「稲荷信仰と狐憑き」
講結成の契機として御嶽御師による狐落としがあった事例が
紹介されていることである。
いわゆる稲荷社が濃密な分布を見せる地域には狐憑きが多い
という指摘のあと、氷川神社と日蓮宗の祈?寺院との係争に関す
る史料(御嶽御師とは全くの無関係)が挙げられている。
そこには数十匹の狐を使役する山伏も登場する。
要するに近世における武蔵では憑物落しに様々な宗教者が関与した
ということが論じられているのだが、それならば御嶽御師の関与もそ
の一つの表れに過ぎず「稲荷信仰-狐憑き-御嶽御師-武州御嶽講
-という連繋関係も、武蔵地方の特定地域に限ってみると考えられる」
(二〇六頁)というまとめ方は、「ではなぜ他の宗教者ではなく御嶽御師
であったのか」という疑問が生じるが、筆者は十分に説明していない。
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そういえば、鬼門の術 がどうのこうの言ってた
稲荷の百姓が出てこなくなったね?
稲荷の百姓どうしたんだろうね?