10/04/13 22:21:17
新社会人になった青年部員の抱負を聞いて心が熱くなった。新たな職場や人間関係への
不安を抱えながらも、「早く仕事を覚え、力をつけたい」「自分らしく頑張りたい」と話す
言葉から、成長を期す情熱が伝わってきたからだ。
新社会人に限らず、新年度を迎えた私たちも、今一度、自身の決意や広布の目標を明確に
して出発したい。広布や人生の勝利を目指す上で大切なのは“やり遂げる”ということだろう。
挑戦課題へ向け、燃え立つ心でスタートしても、挫折したのでは意味がない。
4月度の御書講義で「開目抄」を拝読する。その中に、釈尊の弟子の舎利弗が成仏を目指
して修行するものの、悪縁にだまされて道半ばで修行をやめてしまうというエピソードがある。
舎利弗は、なぜ退転したのか。それは何があっても信心を貫き、断じて退転しないという
「誓願の心」がなかったからだ。仏道修行を妨げる悪縁や魔に打ち勝つ力は、誓願の心に
あることを学んだ。
一度、立てた誓いは断じて果たす。「誓願」には強靱な決意が込められている。本年の勝利、
自身の勝利への挑戦も、立ちはだかる壁との戦いだ。何があってもやり遂げる、断固、
勝ち抜くとの誓願を日々、打ち立てながら、あらゆる壁を破り前進したい。(h)