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★共産党は常に監視の対象
１）内閣情報調査室
霞ヶ関の総理府ビルにある。外務省や警察庁からの出向者とプロパーの８４名からなる。
これまで「内閣調査室（内調）」と呼ばれてきた。
国内、海外の情報を収集し、分析するだけでなく、世論操作のための活動も行う。
２）内閣安全保障室
「内閣安全保障会議」の事務局であり、国防会議事務局と呼ばれていた。
しかし、有事の発生時には、関係各省庁の連絡調整、危機管理が実質的に行われる。
内閣安全保障会議には総理大臣をはじめ、外務大臣、大蔵大臣、国家公安委員長、防衛庁長官などが参加する。
霞ヶ関総理府ビルに所在。
３）外務省国際情報局
国際情報課と分析課からなるセクションで、世界中の国際情報の収集と分析、管理の総合的な企画立案が主な任務である。
海外の大使館や領事館から情報を収集しているが、主に米国ＣＩＡから情報を入手しているといわれる。外務省内に所在。
■４）公安調査庁
霞ヶ関、法務省の法務合同庁舎にあり、庁員は1768人。治安動向の調査を行う。
調査対象は破防法で規制される政治団体（右翼、共産党）、過激派、宗教団体などである。
総務部、調査第一部、調査第二部、公安調査局などからなる。
５）防衛庁防衛局
日本のＣＩＡと呼ばれる。海外情報収集、海外諜報、諜報活動を行うスパイ的組織。
これは情報本部に相当するもので、統合幕僚会議、陸上幕僚監部、海上幕僚監部、航空幕僚監部を統合したもの。
情報本部、調別ともに市ヶ谷の陸自市ヶ谷駐屯地にある。
■６）警察庁警備局
警備局は、警備課、公安課、外事課などからなる。
公安課は右翼、共産党、労組などの警備情報の収集、管理を行っている。
外事課は、在日外国人に関する警備情報、出入国管理、国際テロ対策などを行っている。