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やりすぎ防犯パトロール、特定人物を尾行監視
3月19日19時7分配信 yahoo.ニュース
防犯パトロールの第1の問題は、民間の警備員ですら「正当防衛」以上の権限を
持ちえないのに、一般市民である人物が見える形で尾行や監視という行為をして
、その対象個人へ”身辺への「圧力」”を感じさせることである。これは、端的に
ストーカー行為と同じである。それが、集団で行なわれている。
被害者らはこれを「集団ストーカー」と呼び習わしている。これは、どうみても
プライバシーの侵害であり、個人の文化的生活を保障した憲法への違反ではないか。
防犯パトロールの違法行為は尾行や監視にとどまらない。
たとえば、対象個人が生活に必要な物資を購入するために店舗に入ると、そこの
店員に防犯パトロールの要員が警戒するように「密告」して歩く。そのまま信じた
店員は対象人物をあたかも「万引き犯罪者」のごとくひそかに、あるいはあから
さまに尾行して付いて来る。
そういう行為をされた個人の心象はいかばかりだろう。これは、プラバシーの
侵害以上に、弾圧のである。防犯パトロールの問題性は、その団体の「警察の
下部組織化」という現在の施策に、そもそも問題の芽を含んでいるのである。
なぜなら、防犯パトロールへの警戒対象人物への情報は、そもそも警察サイド
からのもので検証されていない。それが恣意的だったら、どうだろう。政治的に
であれ、現場の警察官の私的な感情にもとづくものであれ、そういう悪意の
情報が紛れ込む余地は十分ある。
それに、防犯パトロールを担当する民間人とて、差別感や偏見と無縁ではいられない。
その感情を利用する形で、個人情報が流され、警戒という尾行・監視あるいはスパイ
という行動が取られるとしたら、それはまさに「警察国家」である。
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