08/11/04 10:29:34
「票」の拝み屋
西口 宗教弾圧の政治家といえば、あの民社党の委員長を務めた春日一幸。佼成会をはじ
め、世界救世教、PL教団等々、あっちこっちの教団に出入りしては票をかき集めていた。
古屋 有名だ。「多い時は10以上の宗教に入り、泊まりがけの修行に参加した」と、元秘
書が証言していたほどだ(笑い)。
山下 へえー。ずいぶん熱心に「票」を拝んでいたのね(爆笑)。
原田 この春日は、1970年にバカバカしい「質問主意書」を国会に出した。〝学会が政治
支配を企てている〝などと、狂ったように騒いだ。
西口 あったな。当然、政府は春日の言い分を一蹴。〝宗教団体に支持された者が、国政
を担当しても憲法に抵触しない〝と明確に答弁した。
古屋 春日が騒いだことで、かえって「学会の政治活動は憲法に保障された当然の権利」
だと、ハッキリと確認されたわけだ(笑い)。
西山 それだけじゃない。この2年後の総選挙で、民社党は大敗北した。
棚野 その後、春日本人も89年4月、民社党がガックリ凋落するなか、病気で引退。その
直後に死亡した。
西口 それに春日の後、民社党の委員長になった塚本三郎。こいつも立正佼成会がバック
についていた。国会で宗教弾圧の質問を繰り返した男だ。
西山 これまた最後は哀れだったな。塚本は89年2月、リクルート事件で責任を問われて
党の委員長を辞任。92年には、自分が担ぎ出した参院議員の学歴詐称が発覚。これが響い
て、翌年の衆院選では、塚本本人が落選した。