09/06/29 14:44:48
特集/朝木明代市議怪死事件報道で創価学会に全面勝訴 アレレ?「聖教新聞」が沈黙した「東村山事件」控訴審判決
段 勲 ジャーナリスト
再読してみた。朝木直子さんは娘の立場から母を、矢野穂積議員は朝木明代さんの同僚議員として朝木明代さんの議員活動ぶりを、
また乙骨氏はジャーナリストの目で、同事件の深層を語っている。
座談会は、事実に照らし、事件の経過を淡々と話し合っている中で、当然、創価学会問題も登場した。
生前、朝木明代市議会議員は、
創価学会と公明党の問題、それに、人道的立場から“脱会者”救済等の活動議員として、名前が全国的に知られていた女性だったからである。
つい数時間前まで談笑しながら共に食事をし、しかも当日、母娘一緒に旅行まで予定していた母が、
ビルからいきなり飛び降り自殺を図るなど、娘にとってはとても信じられない。自殺を強く疑い、「他殺」の線に目を向けるのはしごくもっともなこと。しかも「他殺」の可能性を示す事実が次々に判明したのである。
信者は「ガセネタ屋の乙骨のやつが」、「乙骨のデマ雑誌で」……。
同紙、550万人の読者は、「また学会が勝った」、「乙骨は断罪された」と、思っているはずである。
だが、同裁判は控訴審の判決(07年9月26日)では、1審判決が破棄され、創価学会は全面敗訴となった。
1審判決をあれほどデカデカと報じていた「聖教新聞」は、この控訴審判決をただの一行も報じていない。
これでは新聞のモラルを問う前に、550万人の読者を騙している形になる。
毎号「創価学会関連裁判報告」で勝ち負けを正直に報告している“ガセネタ雑誌”「FORUM21」を少しは見習ってはどうか。