08/09/04 19:10:25 sauGQ7pa
■海外の投機勢力が外貨準備を狙っている
ドル/ウォン相場が今週だけで60ウォンものウォン安になり、海外の投資銀行が先に立って
外貨準備高を用いた市場介入を注文している。
しかし、最近のウォン急落を主導した主体が海外勢なのに、その彼らが先を争ってウォンを
支えるべきだと主張するのには他の理由がある、という疑惑が申し立てられている。当局がウォン安を抑制する
ためにドルを売れば、海外勢が安くドルを買って介入効果を帳消しにするからだ。
UBSは３日、ドル/ウォン為替展望値を従来の1075ウォンから1300ウォンへ修正し、外貨準備によるドル売却が
無ければウォン安が予想よりも早く進むだろうと主張した。政府の介入が無ければ急激なウォン安は沈静化せず、
ウォン安が一層進むだろうという分析だ。他の海外の投資銀行もドル/ウォン為替展望値を修正して、ウォン安
抑制に積極的でない当局の介入余力に疑問を投げかけている。
ソウル外為市場の参加者らは、海外の投資銀行のこうした主張に納得できないという反応だ。現時点で当局が
外貨準備高を取り崩してウォン高誘導を行なえば、大きい損害を被るのはむしろ９月のウォン暴落を主導
した海外参加者たちだからだ。
そして専門家らは、海外勢力の本当の目的はウォン安を助長して外為当局の外貨準備の取り崩しを誘導する
ことだ、と見ている。つまり、今ソウル外為市場に入って来ている海外の投機勢力は、為替の騰落による短期
差益を狙っているのではなく、当局の実弾が払底してこれ以上市場介入が難しくなり為替がオーバーシュー
ティングする時を待っているというのだ。
（続く）