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記事入力 : 2008/08/04 17:03:17
【コラム】独島問題のジェットコースター外交(上)
最近韓国外交は地獄と天国を行き来するジェットコースターの乗客になったようだ。
政府の外交安全保障ラインの責任を追及すべきとの主張が出るほど地に落ちたかと思うと、
再びよみがえった。外交舞台ではなかなか見られないスピード感あふれるドラマだった。
そのジェットコースターに乗っていた外交官は冷静を装うのに苦労している様子だ。
ブッシュ米大統領の指示で米地名委員会(BGN)が独島(日本名竹島)に関する表記を
「主権未確定地域」から韓国の領有権を暫定的に認める従来の内容に6日ぶりに戻した直後、
外交官らは自分の登場体験を相次いで披露した。ライス米国務長官の専用機に電話をかけ、
独島の表記変更の不当性を訴えた柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商部長官の話や、
李泰植(イ・テシク)駐米大使が米国の関係者と会うために東奔西走したことなどこれまで
明らかにならなかった舞台裏のエピソードが明らかになった。
興奮しているのは外交官だけではない。政権発足から5カ月で度重なる悪材料に苦しんでいた
李明博(イ・ミョンバク)政権全体が外交の劇的な逆転を喜んでいる。それをどうこういう理由はない。
むしろ政府が心機一転して働けるのであれば喜ばしいことだ。
しかし、今回の騒動がハッピーエンドに終わったと手放しで喜ぶには引っ掛かる部分が
いくつかある。地名委の独島表記変更と再修正は逆説をはらんでいるためだ。まず韓国が
外交力を総動員した結果引き出したのは、1週間前の状況に戻したことにすぎない。
その状況というのは、「独島は韓国領」というのではなく、韓国領の海にある紛争地域という
意味が込められた「リアンクール岩礁」という表記に戻されただけのことだ。韓国がもともと
満足できない表記を悪い方向に修正して、それを1週間後に元に戻した、というのが今回の
騒動の実態だ。
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