08/06/13 13:51:44 mfqooOK/
>>105
ぼんやりと輪郭のない日常のなか、ソファーに寝転びいつものように
テレビニュースをなにげなく観ていた、そして三十分後、ぼくは誰にも
告げる事のできない憤りに似た感情が波打って押し寄せてくるのを止
めることはできなかった。不覚にも感極まって涙を流していた。
それは辛苦を嘗め尽くしこの度日本へ帰国を果たした北鮮送還者が起こした
裁判のニュースだった。
40年の空白を朝鮮ですごした美しい朝鮮の婦人があろうことかかつての同胞
を裁判で訴えると言うのだ。
一体何があったのか?
いや、そのことを想像するには日本の私には不謹慎な事であろう。
ああ、なんと酷い話だと思うと同時に、40年の日本の怠惰な幸せをむさぼった
我々が考えるべきでないと思った。
以上のようなようなとりとめないことを考えるうちに感情の平衡をうしなったのであった。