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>>817
また円高進行は円建て借り入れが多い韓国企業にとっても大きな負担だ。国民、ウリ、新韓、
ハナ、企業の各銀行による円建て融資残高は2月末現在、8628億円(約8兆5000億ウォン)。
ウォンの対円相場が昨年7月以降30%下落したため、企業の円建て負債が2兆ウォン
(約2050億円)以上膨らんだ計算になる。
◆コストを圧迫する原油高
その上、連日高騰する石油価格が韓国経済全体を脅かしている。米国産標準油種WTIの
中心限月4月物は13日、一時1バレル=111ドルまで上昇し、韓国が主に輸入するドバイ原油も
100ドル突破が目前だ。
ドバイ原油価格を80ドル前後とみて、さまざまな計画を立てていた韓国経済は大きな突発事態に
直面している。世界的な投資銀行は原油価格の平均値が今年は95ドル、09年は105ドル、
10年は110ドルと上昇を続けると予測している。
◆物価高で納品中断も
昨年10-12月期から表面化した物価高は、企業全体に影響を与えている、鋳物工業協同組合は
大企業に対する納品中断を宣言し、レミコン組合は生コンクリートの納品価格引き上げに
応じなければ、生産を中断すると警告している。業界団体の集団行動は、企業が原材料価格の
上昇を吸収する余力がないことを示している。
現代自動車は13日、取引企業からの相次ぐ要求を受け、発注単価を20%引き上げる緊急措置を
取った。一連の動きは、食料品の連鎖的な値上がりに続き、工業製品にも値上げが相次ぐことを
予告している。物価上昇により労働者による賃上げ要求が相次ぎ、企業にとっては「ブーメラン
効果」を生む可能性が高い。韓国労働組合総連盟(韓国労総)と全国民主労働組合総連盟
(民主労総)は物価上昇を理由にそれぞれ9.1%、8.0%の賃上げを要求している。