08/03/14 11:43:23 6t4o6IH4
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ウォン安・原油高・物価高、韓国経済の三重苦
ある大企業のA常務は為替相場を見るたびにため息をつく。昨年秋に日本から導入する
ことにした産業用フィルム製造設備のために頭を抱えているのだ。A常務は「最初購入し
検討した当時、為替レートは100円=765ウォン、契約時には789ウォンだったが、今は
900ウォンをはるかに超え、為替差損が100億ウォンに迫っている」とつらい表情で語った。
石油化学業界は最近、全体的に危機に直面している。原油高で基本原料のナフタが1トン当たり
900ドルを突破したためだ。これに対し、加工後のエチレン価格は同1200ドルを下回り、利益が
ほとんど出ない状況だ。証券会社の石油化学担当アナリストは「現在の状況が続けば、
石油化学業界の4-6月期利益は1-3月期に比べ半減する」と予測した。
ウォン安、原油高、物価高の三重苦が韓国経済の足かせとなっている。企業はコスト面で
リスクが増大し、新規投資意欲が薄らいでいる。企業の投資促進と経済の活力再生を目指す
李明博(イ・ミョンバク)政権の経済政策「MBノミクス」は最初から大きな壁に直面した。
◆為替レートは「4けた」時代目前
13日のソウル外国為替市場では、ウォンの対ドル市場が前日比11.10ウォンのウォン安ドル高
となる1ドル=982.40ウォンで取引を終えた。また、円の対ドル相場が1ドル=100円を割り込んだ
影響で、ウォンも対円で同37.25ウォン値下がりし、100円=980.44ウォンを付けた。ウォン安で
輸出製品の価格競争力は高まるが、輸入コストが上昇し、市民生活に悪影響を及ぼす。
韓国銀行の試算によると、ウォンが対ドルで0.1%下落すると、消費者物価は0.07%上昇する。
昨年11月以降、為替レートは対ドルで84ウォン下落したため、消費者物価に0.65%の上昇圧力が
加わったことになる。