08/03/13 11:07:55 8BuBOS9B
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ウォン安:輸出に恵み、輸入に打撃(上)(下)
起亜自動車の経営陣は、年初来の小型車「モーニング」の販売増に続き、最近のウォン安
傾向で笑いが止まらない。
当初1ドル=900ウォンと予想していたウォン相場が、一時同980ウォンまで値下がりした。
その分だけ輸出競争力が高まり、ウォン建ての売上高も5%以上増加した。昨年赤字だった
業績の好転が予想されている。
起亜自幹部は「輸出が売り上げ全体の75%を占める起亜自には恵みの雨だ。円高で
日本車の競争力まで弱まりうれしさは2倍だ」と話した。ウォン安は物価にはマイナスだが、
韓国の主力産業の相当部分を占める輸出業界は大変な喜びようだ。
自動車、電子、繊維など輸出産業は2005年末から続いたウォン高で血がにじむような
コスト削減を迫られたが、今は為替差益に期待をかけている。対照的に過去3年間の
ウォン高で笑っていたエネルギー、化学、航空業界は収益悪化を懸念している。
◆歓喜の輸出業界
サムスン、現代自、LGグループなど輸出比率が高い韓国の主要企業は、今回のウォン安
局面で少なからぬ利益を期待している。サムスン電子は、ウォン相場が対ドルで10ウォン
下落すれば、営業利益が3000億ウォン(約310億円)増えるとみている。
食品加工大手、東源F&Bの関係者は「ウォン安ドル高のおかげで今年に入り売り上げが
7%以上伸びた。昨年利益を上げられなかった輸出部門は存続さえ懸念されたが、
まったく正反対の状況になった」と話した。
LG経済研究院は昨年11月に開いたLGグループ経営陣セミナーで「2002年に始まった
ウォン高が今年からウォン安に転じ、2012年まで続く」と見通した。