08/03/08 13:05:42 W8KKCdBN
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原材料コスト上昇、鋳物メーカーが納品中断(上)(下)
鉄鉱石、無煙炭、スズなど原材料価格急騰による影響が産業の現場全体に拡大している。
自動車、造船、機械など韓国の主力産業に原材料となる部品を供給している鋳物業界が、
大企業に対し原材料価格の上昇に見合った納品価格の引き上げを求め、納品を中断した。
厚板の供給不測に直面している造船業界も原材料不足に直面しており、建設業界も
本格的な建設シーズンを控え鉄筋の確保が困難な状況となっている。
◆鋳物メーカー「納品するほど赤字」
鋳物は溶かした鉄を鋳型に流し込んで作られ、自動車、船舶、工作機械などの部品素材として
使われる。
230社が加盟する韓国鋳物工業協同組合は7日、大企業が急騰する鉄鋼価格を納品価格に
反映することを拒んでいるため、損害が拡大しているとして、9日まで大企業に対する納品を
中断すると宣言した。15日までに適切な措置が取られない場合、再び納品を中断することも
視野に実力行使を続ける構えだ。
茶山鋳物工業団地(慶尚北道)と鎮海・馬川鋳物工業団地(慶尚南道)では同日午前、
事業組合の職員らは団地の入り口に出て、鋳物製品の輸送車両の通行を阻んだ。
製品は平常通りに生産したが、輸送車両には積まずにそのまま倉庫に運んだ。慶尚南道
鎮海市にある鋳物メーカーA社の関係者は「納品しても損害が出る状況なので、大半の業者が
今回の納品拒否運動に同調した」と話した。
鋳物メーカーの集団行動は、原材料価格が高騰したにもかかわらず、納品価格が引き上げ
られていないことが原因だ。過去10年間に鋳物業界で原料として使われるスクラップは190%、
銑鉄(せんてつ)は120%上昇したが、鋳物価格は20-30%上昇したにとどまっているという。
しかし、大企業は原価削減を理由に引き上げに応じていない。