07/11/27 17:13:35 jXcIxO/s
『キ・ラ・イ!』
「まいぶらじゃが困っているニダ!
助けるのは当たり前ニダ!」
そう言い放つと、カンコ君はチョゴリちゃんのおやつを
ひったくり、キッチョム君が引きこもる離れへいそいそと
出かけて行こうとしました。
「オッパ! ちょっと待つニダ!」
襟首を掴まれ、正座させられるカンコ君へ
たまりにたまった怒りを炸裂させるチョゴリちゃん。
「どうして、オッパはそうキッチョムニムに甘いニカ?
宿題しなくても、引きこもっても、お手伝いしなくても、
『まいぶらじゃ、まいぶらじゃ』って甘やかして、
ウリの分のおやつやお小遣いまで持って行って、
一体ウリとキッチョムニム、どっちが大事ニカ!」
それはもちろん、まいぶらじゃニダ、
などとはとても口には出せない勢いに負け、
カンコ君はそのまま延々とお説教を食らいました。
もちろん、すぐ側の離れのこと、
じっと耳を澄ましていたキッチョム君には筒抜けで、
「……これからは、チョゴリと仲良く汁べきニカ?」
と呟いたとか、呟かなかったとか。
カンコ家の混乱は続く。