連続ドラマ小説「ニホンちゃん」34クール目at KOREA
連続ドラマ小説「ニホンちゃん」34クール目 - 暇つぶし2ch598:T90
08/08/03 22:47:05 USe+J7y9
『オーガ』

「おはよー」
ある日、日本ちゃんが教室に入ると、何やら一部のクラスメイトがニホンちゃんの方を見てひそひそ話をしています。
不思議に思ってニホンちゃんはロシアノ君に聞いてみました。
「何?ロシアノ君」
「え?いや、別に何でもねぇよ?」
最近、どうもこんな事が度々あります。ニホンちゃんは好奇心と微かな不安の混じった顔で、ロシアノ君に問い直します。
「本当?」
ロシアノ君は答えに窮したのかそっぽ向いたままです。二人の様子を見かねたのか、そのネタで何か話したくて仕方なかったのか。アメリー君が言いました。
「おいおいロシアノ、お前『アレ』を間に受けてるんじゃないでしょうな?」
『"アレ"って何?』
ニホンちゃんには思い当たる節はありません。
「『これが日ノ本流だー』とか言って、妹たちにも嘘八百並べ立ててんじゃないだろな? ラスカの前で妙な口走ったら承知しねぇぞ!」
「そそそそんな訳ねーだろ!」
ちょっと返事にドモった辺り、ロシアノ君には何か思い当たる節があるのでしょう。
『"嘘八百"って何?』
「アメリーこそ、こないだの作文の元ネタは『アレ』だろ。よくあんなアヤシイ記事を題材にできたもんだな。信じられねぇ奴だ!」
「ちちち違、あんなの間に受ける程、俺はバカじゃない!!」
2人は何だか変な方向でヒートアップしつつあります。
『"アヤシイ記事"って何?』
更に疑問が蓄積されていきます。記事ということは壁新聞か、と見当をつけ、マイちゃん聞いてみました。
「ねぇ、マイちゃん……あれ?」
ついさっきまで近くにいたのに、マイちゃんはいつの間にか、何か紙の束を抱えてそそくさと教室を出ようとしていました。
「マイちゃん?」
「ひっ!?」
何故か慌てていたマイちゃんは、ニホンちゃんの声に異常な程驚き、手にしていた紙の束を床にぶちまけてしまいました。


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