08/07/24 23:32:10 MqnSgZR9
「ライデイン」
今日は日之本家では「丑の日」と言い、昔からウナギを食べるのが日課になっていました。
今年もやっぱりウナギを食べるのですが、ちょっと事情が違います。
日之本家でもウナギの飼育を行っているのですがどうやっても量が足りないので、
チューゴ家やタイワン家から買う事で補っているのです。
が、今年に関しては
チューゴ家はやる事なす事いい加減で、とっても不味いし健康にも良くないウナギしか作りません。
タイワン家は半ば無理やりウナギを買っていく日之本家に対して、ウナギを出し渋るようになりました。
と言っても、日之本家は「超」お得意様なので勿論営業に行くのですが・・・
チューゴ「ニホン、ウナギ要るアルカ~?!」
タイワン「ニホンちゃん、ウナギ買わない~?今日丑の日でしょ~」
玄関まで来た二人を出迎えるニホンちゃん。
ニホン 「あ、ありがとう」
とりあえず、今年も二人から買うようですね。
が、ニホンちゃん右手にお財布を、左腕には水の入った金魚鉢を抱えています。それにチューゴくんが気付きました。
チューゴ「ニホン、その金魚鉢何アルカ?」
聞かれたニホンちゃんは満面の笑みで答えます。
ニホン 「あ、これ?ウナギさんの卵。もうすぐ孵化するわよ」
タイワン「何のために?」
ニホン 「今まで二人にはウナギさんで無理言って来たでしょ?質とか量とかで。
マグロさんも最近取るなって五月蝿くなったし。
だからウナギさんもマグロさんも、ウチでウナギを完全飼育できるようにしたの」