08/03/15 14:44:51 ryBqdh/B
『ああそれでも笑えない』
地球小学校の皆さんが学級会を開いても、上手くいくはずがありません。その日はペルシャちゃんに関しての協議が行われましたが、いつものように紛糾していました。
「ってえと俺様に賛成の奴はいないんだな?」
「そういうことだYO!」「誰だって同じ意見ですわ。」「貴方が糸を引いてることぐらい幼稚園児でも承知ですわよ。」
「けっ。だったらこの問題はまた今度にしようじゃねえか。ちっと落ち着いてから考え直そうぜ。」
「今でいいじゃないかYO」「考え直すことはありませんわ。」「貴方こそ意見を改めなさい。」
「チッ、やってられねえやい。俺ァ酒飲んでくらぁ!」
あまりの状況の悪さに逆ギレ(?)したロシアノビッチ君、出口に向かって人を掻き分けすたすた歩いていきます。
「・・・ロシアノビッチさん?」
冷たい声にロシアノビッチ君がふり向くと、蔑んだ目のエリザベスちゃんがこちらを見ていました。瞬時にロシアノビッチ君が顔色を変えると
「チャックが開いていますわ。」
説明 1946年のイラン問題に関する安全保障理事会での出来事。イランに居座っていたソ連軍をどうするかで紛糾しソ連のグロムイコ首席代表は部屋から出て行ったが、その際ズボンのチャックが開いていた。
ただしエリザベスちゃんが云々は作者のフィクションである。
参考文献『日本を誤らせた国連教と憲法信者』加瀬英明 展転社