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ブラウン管で国際カルテル容疑 松下子会社立ち入り
2007年11月09日10時01分
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>テレビのモニターなどに使われるブラウン管の販売をめぐり、日本と中国、
>韓国、台湾のメーカーが国際的な価格カルテルを結んでいた疑いがある
>として、公正取引委員会は８日、松下電器の子会社「ＭＴ映像ディスプレイ」
>（大阪市）に対し、独占禁止法違反（不当な取引制限）の疑いで立ち入り検査
>をした。
>>韓国当局も同日、サムソン系列メーカーの検査に入った。公取委は、欧州
>連合（ＥＵ）の欧州委員会や米国の当局とも連携をとりながら国際カルテルの
>解明に取り組む。
>
> 関係者によると、カルテルの疑いがもたれているのは他に、台湾の「中華
>映管」系列や、中国の「ＬＰディスプレイ」系列のメーカー。
>
>４カ国・地域の各社の担当者は０５年ごろから、ブラウン管の製造拠点の
>ある東南アジア諸国で会合を開き、各国のテレビメーカー向けの販売を
>めぐり、低価格競争にならないよう目標価格を設定していた疑い。
>
>欧州委員会と米国の司法省も、４社が展開していた海外現地法人などへの
>調査を進めており、日本の公取委と情報を共有しながら調査を進める。
>
>ブラウン管は、液晶やプラズマなど薄型ディスプレーの台頭で市場規模が
>縮小しているが、発展途上国などではまだ需要がある。民間調査会社による
>と、世界の市場規模は０５年で約１兆７４０億円。中国などでは、メーカー
>同士の安値競争が激しく、業績は低迷傾向にあるという。