07/10/28 20:00:33 qjEJdEcd
すべての諸法は、その本質において、いかなる実体をも持たないのであるか
ら、空である。宇宙に存在するあらゆる事物は、もろもろの事物が縁起によ
って成り立ったもので、固定的実体がないのである。これを諸法の空と呼ぶ。
すべての諸法は、その本質において、定まった形相がないのであるから、無
相である。だから前述の諸法の空というのは、表現上の仮の相(すがた)なの
だから、もし諸法の空に固執したならば、逆に空から遠ざかってしまう。こ
れを諸法の無相と呼ぶ。