07/09/26 18:44:25 XLtOc+Kh
もちろん、こうした「愛国のマーケティング」は、「韓流の旗手」としてのヨン様の性格にはそむく。
そのため『太王…』は危険な綱渡りを続けている。日本を主な市場に見なすドラマで、
日本または「倭国」という国にまったく触れないのは、見方を変えれば当然のことだが、中国も登場しないのは意外だ。
「東北工程」(中国において97年から開始された歴史研究プロジェクトで、
高句麗・渤海を中国史の地方政権に見なしている)に対抗するドラマ、とされていたのとは違って、
同ドラマで広開土大王が戦う相手は中国ではなく「ファチョンフェ」という汎国家的団体だ。
中国を刺激したくないという意図が明らかだが、すでに中国のメディアはヨン様と同ドラマを「悪の枢軸」と定義付ける雰囲気だ。
はなはだしきは民族のプライドを金科玉条とする在野の歴史学界でも「高句麗(コグリョ、37~668)に没入しすぎて、
それに劣らない百済(ベクジェ、18~660)をつまらないものに描いた」とし、冷たい視線を送っている。
もちろんペ・ヨンジュンが進む道を防ぐ人はない。ヨン様を愛するアジア全域のファンにとっては、
このすべてが頑固者のくだらない「威張り」にすぎない。
『太王…』のマンガを描く漫画家・池田理代子氏の所感を聞いてみよう。『ベルサイユのバラ』などを描き、
最近引退したこの巨匠は「提案後にしばらく悩んだ。断れば他の人がヨン様の顔を描くわけだがそれは耐えられない」と語り、
粛然とした雰囲気にさせた模様だ。日本人の関心はいつごろ同ドラマを見られるかということだけだ。
日本では、12月3日にNHKの衛星チャンネルを通じてスタートする。
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