08/01/26 22:09:32 wpkxa/cv
『ZAITEN』 2008年1月号
レポート:日韓をまたぐ「4兆円財閥」の実像
ロッテ 「引き裂かれる重光王国」 ジャーナリスト 田中幾太郎
ロッテ王国を牽引してきた85歳のワンマン創業者・重光武雄の引退が刻一刻と迫っている。
“骨肉の争い”を行い、世襲に向けた環境を整える巨大財閥の次期トップは長男か、次男か。
韓国では反発の声も飛び出し、グループは“空中分解”の危機も孕む―。
URLリンク(www.zaiten.co.jp)
太平洋戦争のさなか、さまざまなアルバイトをしながら大学に通っていた重光が、在学中
(46年3月卒業)に事業を始めるきっかけとなったエピソードがある。
「辛(重光)氏自身が語っているところによると、日頃からつきあいのあった“ハナミツ”という
質屋を営む老人から、6万円を出すから工場をつくって不足している旋盤用の油を生産して
みないかと申し出があったという。それで工場を始めるわけですが、いくら親しくなっていても、
その当時の在日の置かれている立場を考えれば、日本人がポンと大金を出すとは考えにくい。
しかも、辛氏はまだ学生ですよ。眉唾としか思えないんですがね」(韓国紙記者)
戦時中と現在の貨幣価値を公務員の初任給や消費者物価で比較すると、少なくとも1500倍
以上。となると、当時の6万円は9000万円以上ということになる。日本人か韓国人かは別にし
ても、それだけの額を借用書1枚で20代前半の学生に出資するとは、にわかに信じられない。
また、ハナミツなる老人についても、質屋だったこと以外、具体的なことはほとんど語られて
いないのである。