07/08/23 09:53:38 +mnk68QL
>>583
それは、現代技術、特に電子技術の世界では、非常に皮相的な捉え方と言えるね。
代替が無いという意味を理解した方が良い。
現代の電子技術では、その製品に求められる性能、仕様で、ある素子しか使えない
という状況がしばしば発生する。A社がある製品を作ろうとした場合、B社で生産
されている素子以外では、製品が実現できない、という状況だ。理由はいろいろ
ある。性能、価格、サイズ、数量、etc.
この状況では、A社製品が実現できるかどうかの鍵はB社が握っている。これが
今の日本の立場。例えば、日本の1部品メーカーが虫眼鏡で見ないと判らないような
部品一つを供給しなくなっただけで、世界の携帯電話の全生産が停止する。
携帯電話メーカーは、そう言う事にならないよう、その小さな部品を、製品が売れる
売れないに関わらず、在庫する事になる。つまり、部品メーカーは、製品生産の鍵を
握りながら、製品そのものの売り上げには左右されない事になる。
つい最近、あったばかりじゃないか、良い例が。ピストン・リング一つで何が起きた?
あれは日本メーカーだけ、なんてタコ君が居るが、米自動車メーカーが何を売っている
のか、ルノーが何を売っているのか、を知れば、そんな事は言えなくなる。
あれは、トヨタのカンバンの崩壊なんだがな。ま、勉強不足のブン屋には判らん事かも
知れん。