07/08/04 03:09:14 v3aGTCmx
英米ソースで貼り場所に迷ったのでここにします。
In the market for minke whales
Stephen R.Palumbi
Nature Vol.447 17 May 2007
要約すると、混穫したミンククジラの販売をIWCは認めているが、遺伝子検査の結果、韓国
の市場では政府の申告をはるかに超える数のミンククジラが流通しているという内容です。
自分の英語能力は貧弱なので、興味を持った方は原文にあたってみて下さい。
・ミンククジラは絶滅の危機にあり、IWCによって商業捕鯨が禁止されている
・ただし混穫の場合は、IWCに報告した上で肉を売って良い
・雑誌Molecular EcologyのBaker,C.S達は遺伝子検査の手法で実際に殺された鯨の数を推定
した
・結論として、流通したミンククジラの数は5年で827匹、ただしIWCへの申告は5年で458匹
・ミンククジラの「日本海-黄海-東シナ海系群」の海系群はJストックと呼ばれている(ちな
みにオホーツク海-西太平洋海系群はOストック)
・1986の捕鯨モラトリアム開始まで、Jストックは深刻な減少に直面していた
・日本の市場で遺伝的にJストックと思われる鯨肉が見つかった後、日韓は混穫したミンク
クジラの数を報告するようになった(ただし何年も年間150頭を超えていない)
・1頭3万ドルと言われるミンククジラの価値が、鯨を利己的な利用から守るのを難しくし
ている